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漢方薬原料 - 焼成ザルガイの殻
漢方薬原料 - 焼成ザルガイの殻
焼成甲介
焼成された甲殻は、中国の一般的な薬用物質であり、 アルカ・サブクレナタ、 アルカ・グラノサ または アルカ・インフラタ (ヒヨケムシ科の動物)を原料とし、焼成処理を施したものです。漢方医学における用途は以下の通りです。
1. 制酸作用および鎮痛作用
焼成甲介は主に炭酸カルシウムとリン酸カルシウムを含みます。胃酸を中和し、保護膜を形成するため、胃酸過多による心窩部痛、胃酸逆流、胸やけなどの症状緩和によく用いられます。特に胃潰瘍や慢性胃炎などの症状に補助的な治療効果があります。例えば、 経験的処方箋 (静眼坊)は、270gの甲介(酢で7回焼いたもの)、180gのコウイカの骨( Os Sepiae )、90gのミカンの皮( Pericarpium Citri Reticulatae 、炒めたもの)からなる処方で、胃酸の逆流による胃痛を治療するために使用されます。
2. 硬い塊を軟化させ、結節を消散させる
塩辛さと冷たさが、体内に蓄積した異常な痰の停滞を和らげる作用があります。臨床的には、甲状腺腫(甲状腺結節など)、瘀血(リンパ節結核)、腹部腫瘤などの症状に主に用いられます。煎じ薬として経口摂取するか、他の腫瘤解消薬と併用して外用することもできます。
3. 痰の解消と瘀血の除去
焼甲介は塩辛く、性質は中性です。肺経、胃経、肝経に入り、痰を解消し、瘀血を取り除く作用があります。頑固な痰の溜まり(粘稠で吐き出しにくい)や瘀血の閉塞に効果があります。
4. 収斂作用および止血作用
焼成後、収斂作用が増強され、血管収縮を促進し、血小板凝集を促進する。吐血(血を吐く)、血便(血便)、不正子宮出血(子宮からの出血)などの出血症状に適応する。特に消化管出血や婦人科系機能性子宮出血に対しては、瘀血を起こさずに止血する特徴がある。
5. その他の効果
- 抗炎症作用と創傷治癒作用:焼成した甲介には、抗炎症作用と創傷治癒を促進する作用もあります。外傷による出血には、粉末状にして外用することができます。
- 鎮静作用と肝陽鎮静作用:軽度の鎮静作用があり、中枢神経機能を調整し、血圧を下げ、肝陽を鎮静させる作用を発揮します。めまい、立ちくらみ、頭痛、不眠などの症状に効果があります。

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